アジング道具の選び方 〜 ロッドからルアーまで

2018年9月13日

アジングの道具

今回は私が考えるアジングの道具を詳しく解説しながら紹介してみようと思います。

このページ通りの道具が揃えば、すぐに本格的なアジングを始められます。また、ページの内容は、初心者や未経験の方がアジング道具を選ぶ際の参考としても役立ちます。さあアジングを始めましょう!

おことわり

釣りの基本的な知識があることを前提に説明をします。基本的な知識とは道具の名前とか、糸の結び方などです。もしわからないことがあったら、ググってみるか、管理人まで質問してください。

私のアジングは、決してプロ並の腕前ではありません。ただ単にアジング歴な長いだけです。そして、一般的に言われているアジングと、私のアジングは少々異なりますが、全ては経験に基づくものです。プロの方から見たらツッコミどころ満載かもしれませんので悪しからず。

あと最後にもう一つ。私は船でのアジングはしません。船酔いに弱いので。そして基本的に足場の良い漁港でアジングをしています。なので今回の説明は漁港からのアジングが前提です。

アジングの道具

アジングは繊細な仕掛けを使うので、道具もある程度専用のものが適しています。ここでは私が使っている道具を交えながら説明します。

ロッド(竿)

7ft前後のアジングロッド。先端までピンピンで、振ってみてもほとんどしならないガチガチ極細のソリッドティップが感度抜群。

最近の釣具屋さんではアジングロッドの品揃えが充実しているけど、3万円〜6万円はやっぱり高すぎ感が拭えません。

ティップの違い

アジングロッドはほとんどが2本に別れたロッドを繋げて使用します。先端側のパーツは造りによって2種類に分けられます。私のスタイルのアジングの場合、ソリッドティップがいいです。チューブラーは太すぎるし重すぎる。

  • ソリッドティップ
    芯まで詰まっているパイプ状ではない構造。強度はチューブラーに劣るが細くできる。
  • チューブラーティップ
    先端までパイプ状の構造。太くなるが強度がある。

私のロッドはTICTのINBITE(インバイト)7フィート10インチ+ソリッドティップIB710-CSです。価格も2万円前後と程よく、使い勝手、感度、強度、耐久性ともに申し分なし。これまでほとんどのアジをこれで釣り上げています。はっきり言ってめちゃくちゃ気に入ってる。(2015年の値上げで3万円前後になっていました。てことは、もう3年以上も使ってるってことかあ。まあそれでも高感度アジング専用ロッドでは割安な価格帯ではあります。)

高感度アジングロッド TICTのINBITE(インバイト)7フィート10インチ+ソリッドティップIB710-CS
▲管理人が溺愛する高感度アジングロッドTICTのINBITE(インバイト)7フィート10インチ+ソリッドティップIB710-CS。アジングはなにはともあれ感度が命。ウレタン系のわりとクッションの効いたロッドケースが付いてきます。
高感度アジングロッド TICTのINBITE(インバイト)7フィート10インチ+ソリッドティップIB710-CS
▲長さ約2m39cm(7フィート10インチ)。ティップ(竿先)=ソリッド。使用PEライン0.1号〜0.6号。使用ルアーウエイト0.9g〜12g。重量は105gと超軽量。まさにアジングにベストなスペックで、ロッドをぶんぶん振っても先端はピンピンです。

ロッドはアジングで一番大事で、一番釣果に影響する道具です。アジングの醍醐味をしっかり味わいたければ、ここは妥協せず専用ロッドでいきたいところ。

アジング専用ロッドの一番の特徴は硬さと細さ。これが他のロッドを全く違います。先端の細さは強烈で、まるで細い針金。こんなに細く作れるなんて凄すぎる。そして硬さ。極細なのに、ぶんぶんと振ってもしなりはほとんどない。メバル用ロッドなんかと振り比べてみたらわかるんですが、アジングロッドの硬さは普通じゃない。これを管理人はピンピンしてるって言っています。メバルなんかの向こうアワセ(魚がルアーを食って、反転して、フッキングしてくれる)のと違い、アジングはこちらアワセ。アジがルアーを少しでも吸い込んだら、吐き出す前に鋭いアワセで掛けていく釣りなんですね。

  • 向こうアワセ
    わりとなんでも口に咥えて自分からもっていく魚の場合、特別にアワセを意識しなくても魚が勝手に針に掛かってくれる。メバルを代表とするこのようなアワセの場合、ロッドは柔らかいほうがいい。ロッドが柔らかくしなり、魚は多少ルアーに重さを感じても自分で引っ張っていき、勝手にフッキングする。
  • こちらアワセ(私の造語?)
    ほんの少しの違和感でもルアーを吐き出すアジのような神経質な魚は、ルアーを咥えてから吐き出すまでの一瞬の間に鋭くアワセを入れてフッキングさせる必要がある。ロッドは高感度で固いほうが良く、釣り人の反射神経も問われる。
管理人が釣ったナイスサイズのアジ
▲私の過去最大のアジ。物差しがグニャグニャしているのでたぶん40cmには届いてないけど39cmはあるはず。サイズが上がるほどかすかなアタリしか出ないのがアジングの醍醐味。使用ロッドはIB710-CS。

ピンピンのアジングロッドは、わずかな吸い込みの違和感を感じる感度だったり、アワセからのフッキングのタイムラグを最小限にしたりといった目的を硬さで達成しています。ぶんぶん振ってもしなりもしない極細ピンピンのロッド。痺れます。最高。

私の愛用ロッドIB710-CSはこちらから購入できます。

TICT(ティクト) ロッド INBITE インバイト キャロモデル IB710-CS

そしてもう一つ、忘れがちだけどとっても大切なのがロッドバランス。

アジの繊細なアタリを拾っていくアジングにとって、ロッドを持つ手がリラックスしているか、力んでいるかでは、感じられる微細なアタリも、手の疲労も全く違います。ロッドのリール部分、要はキャストするときに握る部分を持って、その状態で竿先が自然と持ち上がったり、逆に下がったりしなければ、そのロッドはバランスがとれていることになります。バランスがとれてないと、ロッドを誘ってる状態で維持するときに、手が傾こうとするロッドを元に戻している、要は力が入っていることになります。これが手のリラックスを邪魔して、アタリの感じ方に大きく影響します。

実際に私は、愛用のアジングロッドIB710-CSを当初はそのまま使用していましたが、リールが軽いせいもあり、先端が自然と下がるバランスになっていました。結果として疲れるし、誘いやアタリ集中できない。そこで同メーカーが別売しているカスタムバランサー10gを3個追加し、ロッドのバランスを調整しました。

カスタムバランサーを追加
▲アジングは繊細な釣り。リールをセットした状態でのロッドのバランスも完璧に調整することが釣果に繋がる。アジングロッドIB710-CSは別売りのカスタムバランサー10gをグリップ内に複数追加することで、前後バランスの微調整が可能。管理人のリールではバランサーを3個追加してバランスを完璧に調整しています。

追加した結果、全体としては約30gほど重くなったにも関わらず、とても軽くなったように感じ、肩の力を抜いてリラックスしながら釣りに集中でき、釣果も上がったと感じています。ロッドの重さについては、軽ければいいというものではありません。アジングタックルはバランスこそ命です。

アジングロッドにIB710-CSを使用していて前後バランスに違和感を感じる方は、是非試してみてください。見違えるようにバランスがとれて驚きます。

TICT(ティクト) TICTロッドカスタムバランサー.

私としてはアジングロッドIB710-CSが最高に気に入ってるのですが、実勢価格3万円前後はちょっと高いですね。今やアジングロッドの主流は3万5千円〜6万円ほどしますので、その中ではリーズナブルであることは間違いないのですが、それでも初めてアジングをする人にとってはちょっと勇気のいる金額です。

そういった方には私がIB710-CSの前に使用していたメジャークラフトのKGL-S742H/AJIもお勧めです。こちらは価格が1万円台半ばと手頃ですが、ピンピンしたアジングロッドならではの張りはいい感じです。このロッドでもかなりのアジを釣り上げました。ただし、若干曲げ疲労が蓄積するようで、中アジ(25cmくらいよりもでかいアジ)200匹〜300匹ほど釣ると先端が折れることが数回ありました。毎回数十匹も中アジを釣らない、またはアジングをこれから学んでいきたいという方には入門用としてお勧めできるロッドです。なお、バランスウエイトは別売されていませんのでロッドバランスはそのまま受け入れるしかありません。

メジャークラフトKGL-S742H/AJI。
▲私が以前使っていた、アジング入門用としてベストバイのメジャークラフトのKGL-S742H/AJI

リール

リールは、使用するラインに適合していれば何でもOKです。番数はシマノでは2500番が丁度良いです。

最低限の条件としては、右利きの方の場合、左ハンドルに出来ること。ルアーを使う釣りでは利き手はロッドを持ち、キャストからリトリーブまで手は持ち替えません。なので、リールのハンドルは利き手とは逆の手で回します。最近では低価格帯のリールでもハンドルを左右入れ替えることができるようになってきましたが、中には入れ替えできないリールもありますので注意しましょう。

アジングに最適なステラ2500S
▲もう10年近く使っている私のメインリールSHIMANOのステラ2500S(の旧型07ステラ)。これまで何百匹もの中アジを釣ってきたけど劣化や故障は一切なし。今も絶好調。

私が使っているのはSHIMANOのステラ2500S(の旧型07ステラ)です。Sは浅溝タイプでスプールの深さが浅いタイプです。アジングはそんなに長いラインを必要としないので、浅溝タイプでも下の半分近くは下巻きでかさ上げをしているような状態です。巻き心地がスムーズで、全然故障もなく最高。最低10年は使うつもりで大枚はたいて買いましたが、正解でした。最高に気に入っています。一生使いたい。ちなみにこのステラ2500Sは最小適合PEラインが0.6号となってますが、0.2号まで問題なくいけてトラブルゼロ。これも凄い。

置き竿時のリールの傷防止に欠かせないリールスタンド
▲傷だらけのリールスタンド。竿を地面に置くときにリールを傷から守る必須アイテム。
リールスタンド
▲リールスタンドがあれば、竿を地面に置いたときにリール本体を傷から守ってくれる。

ールには大事にすれば長く使えます。なので傷は出来るだけ入らないほうがいい。リールに傷が入る最大の原因は置き竿の時です。例えば釣れたアジを針から外すとき竿を地面に置きますが、その時にリールが地面に当たってしまいます。こういった時の傷防止にとても役立つ優れものがリールスタンドです。これはリールと一緒に買い、是非リールに取り付ける事をお勧めします。

時合いを逃さない予備スプール
▲セッティング済みの予備スプール。時合いの最中など時間勝負の時のラインブレイクは、新しくリーダーを組むよりも予備スプールとの交換のほうが圧倒的に短時間で釣りに復帰できます。
もちろんFGノットでリーダー接続済み
▲リールのメインラインにはもちろん予めFGノットでリーダーを接続しておきます。予備スプールも同様。釣り場でしか出来ない作業以外は全て事前にやっておくのも効率的に釣果を挙げるコツです。

リールには別売りパーツとして(たまに付属している時もあります)スプールがあります。これはリールの糸巻き部分のみの名称で、リールはスプールを簡単に外して交換できる造りになっています。もしも予備スプールが無いときは是非用意しておきましょう。予備スプールにはラインを巻き、しかるべきリーダーも接続しておきます。こうすることで、切迫した時合いの最中のライントラブルでも、スプールの交換によって短時間で釣りに復帰できます。そんな予備なんでいらないと思ってた昔の私は、予備スプールがないために何度時合いを逃したことか。時合いなんてほんの小一時間です。釣りで一番楽しいその時間を出来るだけ楽しむためにも、予備スプールは必須です。

メインライン

アジングに使用しているPE0.4号×150mライン
▲PEにも価格や強度でピンキリです。いろいろ失敗もしながら、私が現在使用しているのがデュエル(DUEL) PEライン アーマード F+ Pro 0.4号です。安いし切れないし視認性いいしで最高。

アジングはとにかく極細ラインを使う繊細な釣りです。メインラインはPE、フロロ、エステルと材質がいろいろありますが、ここは黙ってPEにしておきましょう。(極細ラインの実釣結果と考察についてはジグ単アジング極細ライン考 > PE0.2号を選択〜実釣結果でも詳しく書きました。)

ラインの太さは、いろいろ試しましたが強度面と釣り場での扱いやすさの面から、PE0.4号がお勧めです。これより細いPE0.2号でもできなくはありませんが、リーダーを接続するFGノットの際に力を入れすぎて切れたりと、やや神経を使う感じになります。PE0.4号でも十分以上に細く、アジングに違和感は全くありません。私のメインラインは結局はPE0.4号で落ち着きました。

高速リサイクラー2.0
▲メインラインをリールに巻くときに超絶便利な高速リサイクラー2.0。リールにラインを巻き取る時や、リールからラインを巻き出す時に使用しています。リールのラインは買い替え頻度を減らすため前後を入れ替える事がありますが、高速リサイクラー2.0があればそういった作業もあっという間。
高速リサイクラー2.0
▲机に固定でき、ブレーキもつまみで調整できるため、思い通りのテンションをかけながらリールに巻き取ることができます。ラインは通販で入手して自分でリールに巻く派にとっては必需品です。

アジングのラインを購入すると、長さはだいたい150m前後になります。さらに下巻きもしますから、リールに巻く長さはかなりのもの。これをラインを膝で挟んでリールを手に持ち巻き取るにしても相当な労力になります。さらに今のリールのラインを裏返す作業、要するに、リールの巻いてあるラインの奥側のラインが表側に来るように裏返す作業ですね。この作業に至っては、リールから一旦ラインを巻き出し、巻き出したラインをまた巻き直すという面倒な作業になります。(ある程度使って劣化した前半ラインは奥に巻き、使ってない奥のラインを前半に持ってきて使う事でラインの買い替え頻度が減るという節約術ですね。)

こういった作業を大幅に楽にしてくれるのが高速リサイクラー2.0です。これがあればどんな巻き替え作業でもいともあっさりと終わります。友人にラインを持ってもらっておく必要もなく、一人で作業できるし、ラインの巻き取り時間が大幅に短縮されるので、自分で巻くような私にとってはかなり重宝しています。

なお、釣具屋さんでラインを買い、その時に自前のリールやスプールを持ち込めば、釣具屋さんはタダで巻いてくれます。ラインを釣具屋さんで買うときは遠慮無くリールを持ち込んで巻いてもらいましょう。

リーダー

アジング用リーダー フロロカーボン2号
▲私がアジングに使用しているリーダーのフロロカーボン2号。フロロカーボンについては安ければなんでもいいや的な買い方をします。一回に一ヒロ(1mちょっと)くらい使うので、50m巻きでもかなり長持ちします。挟んでいるクリップはFGノットを組む時に必要なので、忘れないようにいつも挟んで保管しています。

アジングのリーダーはフロロカーボンの2号を使用します。ショックリーダーとしてショックの緩和を目的とすればナイロンラインを選択すべきでしょうが、アジングは何度も言うように感度が最優先です。なので伸縮がほとんどなく丈夫なフロロカーボンラインを使用します。号数は訳あって1号ではなく2号です。詳しくは別途「アジングの仕掛け」で説明予定です。

フロロカーボンは特別にこだわりも無いので、安ければなんでもいい。→フロロカーボン2号

PE0.4号は細いし、PEラインは滑るので、メインラインを直接ジグヘッドやサルカンに結ぶことはできません。普通のフロロやナイロンラインのようにジグヘッドやサルカンに直接結べば、切れるかほどけてしまうかのどちらかです。また、針から1m以内の部分はアジが掛かったときにアジの暴れ方によっては魚体に擦れる可能性がありますが、PEラインは擦れに弱く、小さな傷でもラインブレイクを起こしやすいラインです。このようなPEラインの弱点をカバーするために、PEラインの先端には必ずリーダーを接続します。

ハリス

アジング用リーダー フロロカーボン1号
▲私がハリスに使用しているフロロカーボン1号。ハリスは1回につき使用するのは30cmほど。50mもあればかなりの釣行回数で使用できます。

ハリスはフロロカーボンの1号を使用します。この1号の理由について、詳しくは別途「アジングの仕掛け」で説明予定です。

フロロカーボン1号も安ければなんでもOKです→フロロカーボン1号

Mキャロ

アジング用キャロ Mキャロ
▲使用率100%のTICT Mキャロ。キャロを使ったアジングはもうこれしか使ってません。キャロなので遠投用のオモリなのですが、浮体とウエイトの絶妙なバランス+糸がらみ防止ガイドで使いやすさ&釣果ともに抜群です。
アジング用キャロ Mキャロ
Mキャロは2個1セットでこんなパッケージに入っています。重さはいろいろありますが5g〜7gを使用します。フリーフォール時のスライド角度によってタイプもバリエーションがありますが、浅い角度でスライドしながら沈下するLタイプを主に使います。
アジング用キャロ Mキャロ
▲予備といいながらついつい買いだめしてしまうMキャロ

アジングにはいろいろな釣り方があり、仕掛け(リグ)も様々です。私が一番多用して、一番釣果があがっているがキャロライナリグを使ったアジングです。(キャロライナリグについて詳しくは別途「アジングの仕掛け」で説明予定です。)

キャロライナリグの主役となるのがキャロシンカーです。このキャロシンカーも各社様々な製品を出していますが、はっきりいってTICTのMキャロの一択です。

Mキャロには重さと沈下する際のスライドの角度によって様々な種類があります。スライドの角度は製品の重さ表示の前にあるアルファベットです。Sが角度がきつく、Mが中間、Lは浅い角度でスライドしながら沈みます。私の経験上、重さは5g〜7gが良く、スライドはLがいいです。

アジングに使うMキャロは5g〜7gのLタイプがお勧めですが、重さが細かく分かれています。とはいえ重さをグラム単位で変えても釣果にはさほど影響しません。私の場合、ほとんどの状況下でMキャロ L-6.3gを使用しています。極端な話、この一種類だけで十分です。

ジグヘッド

アジング用ジグヘッド
▲ジグヘッドは0.4g(Mキャロ用)と1.5g(ジグヘッド単体用)の2種類を使用。
アジング用ジグヘッド
▲同じ重さでもターゲットのアジのサイズによってフックのサイズを使い分ける。

ジグヘッドはMキャロ用とジグヘッド単体用の2種類を使用します。

重さは2種類を使用します。Mキャロを使ったキャロライナリグの場合、Mキャロに重さがありますのでジグヘッドは超軽量を使用します。ジグヘッド単体仕掛けの場合はジグヘッドにある程度重さがないと飛距離が出ないし沈まないので重さのあるジグヘッドになります。

  • Mキャロ用=0.4g
  • ジグヘッド単体用=1.5g

ジグヘッドのフックにはサイズがあります。使うフックサイズはターゲットのアジのサイズによって使い分けます。

  • 25cm以上の中型アジ=フックサイズ大(#10以下)
  • 25cm以下の中型アジ=フックサイズ小(#11以上)

ジグヘッドは、製品に重さは必ず表示していますが、フックサイズの表示はバラバラです。#◯◯で表示されているもの、S〜Lでの表示、さらに表示がないものまであります。どれがいいかわからない人のために、私が使っているフックを紹介しておきます。

見ての通り私のアジングは基本的にMキャロなので、ジグヘッド単体を使うのは足元までデカアジが寄ってきている時のみです。なのでジグヘッド単体のフックサイズは大きなものしか使用しません。

ジグヘッドは離島の徹夜釣行をした場合、ターゲットがアジのみなら最低10個ずつあれば足ります。ただし、カマスやムツなどラインブレイクが多発する魚が混在した場合、多い時には30個以上のジグヘッドを失います。ジグヘッドが無くなると釣りになりませんので、十分な予備を持っていたいところです。

ルアー(ワーム)

アジングのワーム
▲釣れるワームはほんと場所によってまちまちですが、通っている離島では圧倒的にこの2つがよく釣れる。欠かせない定番ルアーです。

アジングのルアーはソフトルアー、いわゆるアジング用ワームを使用します。ルアーは色、形状、大きさで、実に沢山の種類が販売されています。ここまでくるとどれがベストなのかなんて誰にもわかりません。

こういった中で、長年アジングをやってきて一つだけ言えることは、自分が釣れそうという気分になるワームを選ぶこと。単なる人間のモチベーションの問題ですが、釣れそうにないと思うワームを付けても、なんとなく釣りに積極的になれないんですよね。だから、好きなワームでOK!

サイズは1.8インチ〜3インチまでを使用します。

  • 25cm以上の中型アジ=2.5インチ以上(できれば3インチ)
  • 25cm以下の中型アジ=2インチ以下

なかなか大きなアジが釣れる場所がないのか、3インチのワームって近くの釣具屋さんではほとんど見かけません。私は釣行前に通販で3インチのワームを大量に用意しています。

ここからは私の経験上と好みの話ですが、ワームは細身の柔らかい素材のものがいいと考えています。中でも通っている離島で圧倒的に釣れるのが写真の2つのワーム。もちろんこのワームだから釣れるのか、このワームをよく使うからよく釣れてるような気がするのかは定かではありません。でもとにかくよく釣れるんです。よければ是非。

アジばさみ

アジばさみ
▲何度も同じものを買い直しているお気に入りのアジばさみ。釣れたアジを握りたくなければアジばさみは必需品。手が魚臭くならずに済みます。ヒモとミニライトは自分で付けました。こういったストラップ的なものを付けるまでは、何度テトラポットの上でポロリして無くしたことか。。
アジばさみ
このアジばさみには専用のケースが付いています。ケースをライフジャケットの脇下に付ければ、いつでも釣れたらすぐにアジばさみを取り出せます。自作ストラップをライフジャケットのポッケに差していれば、アジばさみを抜き出す時にポロリしても下に落とさずに済みます。これをしだしてからアジばさみを無くしていません。

数年前まで釣れたアジは手で握っていました。手はヌルヌルになるわ臭くなるわで大変で、いつも雑巾代わりのタオルを携帯していました。それが、アジばさみを使い出してから、手で魚に触ることが無くなりました。はっきり言ってめちゃくちゃ快適です。手が臭くならないだけじゃなく、魚によってはヒレに毒を持った危険なものもいます。そういった安全性から見ても、アジばさみは是非使いましょう。

尺アジ
▲以前は手で握ってたなんで自分が信じられない。。アジばさみはアジングに必須です。

私が愛用しているアジばさみはこれ。何度無くしても同じものを買い直しています。丈夫で使いやすくて夜でも視認性がよく、最高です。アジばさみにはいろいろな種類があるので、好きなものを選ぶのもいいですね。ただし、アジを掴んだアジばさみはウロコや匂いが必ず付きます。できれば私のようなケース付きのアジばさみをお勧めします。いろいろなアジばさみ

釣り具のこだわりもアジングの楽しさ

釣りだけでなくどんな趣味にも言えることですが、道具にこだわりだすとキリがありません。財布にも限界があるし保管場所だって限界があります。でも、選び抜いた最高にお気に入りの道具でするアジングはまた格別です。

釣り具というものは、苦楽を共にする相棒のようなものです。アタリが遠のいた夜更けの防波堤で、なんとなく沖の漁船の明かりを眺めながら、手には自分だけの完璧に組み合わせたタックルが次の獲物を待ちながら暗く輝いてる。もうそれだけで気分は最高です。

せっかくアジングをするのなら、時間がかかってもいいのでとことん選んで、納得の道具を揃えましょう!