ジグ単アジング極細ライン考 > PE0.2号を選択〜実釣結果
いよいよアジングシーズン到来(・∀・)
今シーズンは釣り方だけでなく、ラインもしっかり考えていきたいと思ってる。
目次
アジングのタイプ別タックル
アジングっていうのはルアーでアジを釣ることなんだけど、しらぽんの場合、どうアジにアプローチするかによって、タックルの組み合わせが大きく3つに分かれる。
システム名 | 内容 | 飛距離 | 目的 |
ジグ単 | ジグヘッドのみ | 15m前後 | 近距離 自然に誘いたい |
キャロ | Mキャロ+ジグヘッド | 50m前後 | 遠投+じっくり |
メタルジグ | メタルジグのみ | 50m前後 | 遠投+リアクション |
まあ、アジングのときに選ぶシステムも、その目的も人それぞれ。得意不得意もあるしね。
しらぽんの場合は遠投ボトムをじっくり狙うことが多いので、メインはキャロシステムを使ってる。
時合いとか手返しを早くしたいときとか、サバやカマスが混じってくるときはメタルジグを使ったり、近くにアジがいるってわかってるときにはジグ単も使う。
2017/12/09 追記 ここから
今しらぽんが使ってるジグ単のシステムは次のような感じ。
このシステムで、尺アジも、40cmを超えるアカカマスも余裕でファイトでき、抜きあげも不安なし。特にPE0.2号は丈夫で、飛距離も抜群。デカアジポイントでは、今のところこれが最適解です。良かったら参考にしてね。
ジグ単アジングのシステム
ロッド | ジグ単用アジングロッド 6ft前後 |
リール | SHIMANO 2500番 |
メインライン | PE0.2号 |
リーダー | フロロ1号 |
ジグヘッド | 0.8g〜1.3g |
ワーム | 2〜3インチ |
2017/12/09 追記 ここまで
ジグ単アジング実釣テスト 悲惨だったエステルとフロロ
離島アジングで尺アジ連発で、いつものMキャロでのアジングに加えて初めて真剣にジグ単(ジグヘッド単体ね)でやってみたんだけど、その時のライン選定には苦労した。
ラインは細いほうがキャストの飛距離が延びるし、風の影響が小さいから風がある時でも使いやすいし、水中での水の抵抗も小さいからジグヘッドもそれだけ自由に沈んだり動いたりできる。でも、だからといって細すぎても強度が落ちるわけで。
そのときに持って行ってテストしたラインとシステムがこれ。
- [メインライン フロロ0.5号]−−[ジグヘッド1.3g]
- [メインライン エステル0.2号]−−[リーダー フロロ1号]−−[ジグヘッド1.3g]
この、いわゆる極細のフロロとエステルを試したかったというわけ。
テスト結果はこんな感じ
フロロ0.5号
- [メインライン フロロ0.5号]−−[ジグヘッド1.3g]
フロロカーボンの0.5号はまあまあ飛距離でたし、32cmを筆頭に中アジをばんばん釣っても切れたりしなかった。尺アジの抜き上げも全く問題なしで、竿の強度が心配になるほど。
これでジグ単のラインは決まりかなーと思ってたら、深夜に時合いを迎えた40cmオーバーのアカカマス(これがめちゃくちゃ引く)の突っ込みでラインブレイクが多発。
カマスは口が口だし、フックのかかる場所によっては2号のフロロでも簡単にスパッと切れてしまうことは知ってたから、試しに2.5号のフロロでリーダーを組んでやってみたけど、それでもカマスが突っ込むとラインが耐えきれずラインブレイクの繰り返し。どう考えてもラインの強度不足ってことが判明した。
要は、尺アジ程度の引きには耐えられるけど、それを超えるパワーを持った、アジングの外道に対して限界強度を超えてしまうということ。
そりゃあドラグを緩めればなんとかなるとは思うけど、そんなにゆるゆるにもしてられない。尺アジの場合、ドラグを出されて寄せてでキャッチできたのに、アカカマスの場合はヒットの瞬間に猛烈にドラグが出て止まらずにラインブレイク。足元で掛かったカマスなんかは障害物も何もない真下に一気に潜ってラインブレイクだから、根ズレでもないし。これは明らかにラインの強度不足。
結論。フロロの0.5号はいざというときにぎりぎり強度不足なのでボツ。
エステル0.2号
- [メインライン エステル0.2号]−−[リーダー フロロ2号]−−[ジグヘッド1.3g]
ポリエステルの0.2号は、フロロ0.5号とは比較にならないくらい弱く、手で軽く引っ張っただけでプチプチ切れる始末。髪の毛かお前は。最初からフロロ2号のリーダーを組んで使ったんだけど、それでも強めにキャスとすると(1.3gのジグヘッドのみなのに!)それだけでラインが切れる始末。
何度もリーダーを結び直しながら、頭のどこかで「ここまで気を遣ってキャストするラインの必要あるのか?」がこだまする。。だって、単純にキャストが気持ちよくないし、ストレスすぎる。
結論。エステル0.2号は激しいストレスと、悲惨なくらい弱い強度と、決してそれに見合うことのない、やや延びる程度の飛距離とのバランスに全く納得できずボツ。
テスト結果
結局のところ、ジグ単だからといって極細ラインに挑んだけど、どちらともしらぽんのスタイルには向かなかった。やっぱり、これはなんだっ!ってくらいの獲物が掛かったときに、その姿も見ないままラインブレイクは耐えられない。過去にアジングタックルで60cmのシーバスもゲットしたことあるし、それくらいの獲物まではちゃんと勝負したいんですはい。
今回のテストは、時合いになると普通に尺アジが連発するような場所だから、極細ラインにとっては過酷すぎたのかも。
でも試せてよかったし、フロロ0.5号とエステル0.2号は2度と使いません(笑)
結論 PE0.2号を選択
ということで、考えた挙げ句PEを使うことにした。
今回選んだPEは0.2号で、強度は最大2kg。試しに手で引っ張ってみたら、フロロ0.5号とかポリエステル0.2号は簡単に切れるのに、さすがはPEで全く切れない。逆に手が限界でいててて(>_<)となり、強度は問題なさそう(引き締めの手の怪我だけは気を付けてね)。
物はこれ↓ 最近のPEラインはほんと安くて助かる(笑)
デュエル(DUEL) PEライン アーマード F アジ・メバル 150m 0.2号 オレンジ H4139-O
次回の離島に持って行くタックルのラインについては
- キャロ用
ラインはPE0.4号 キャロがだいたい5g前後 リーダーがフロロ2号 - ジグ単用
ラインはPE0.2号 リーダーがフロロの1号〜2号 ジグヘッドが1g前後
の予定。
さーてどうなることやら。離島で実釣テストだー(・∀・)たのしみ♪
2017/12/09 追記
PE0.2号は大正解。離島でライトルアーゲーム アジング最高♪で実際に使用して、強度に一切問題なく、デカアジ連発に完璧に応えてくれました(・∀・)PE0.2最高。そして、ライン強度は大事!
デュエル(DUEL) PEライン アーマード F アジ・メバル 150m 0.2号 オレンジ H4139-O
↑↑↑
ラインはこれで決定です。
今のところ最終的に使ってるシステムは記事前半に追記しときました。
ジグ単メソッドのメインラインについては、細さと飛距離が直結することから、エステルがいいとか、フロロが一番とか、いろいろ言うとは思います。でも、真っ暗で強風の中、防波堤でちまちまFGノット組みたくなかったら、そうやすやすと切れない強度は重要だと断言します。(時合い中のラインブレイクで何度入れ食いを逃したことか。)
ジグ単のシステムでアジングやる以上、迷わずPE0.2号を巻いちゃってください。そして、安心して大物とのファイトを楽しむのが最適解です。
ちなみに、ポッケにはPE0.2号+フロロ2号のFG済み予備スプールってのが大人の保険です。安心感がハンパない。時合い中は迷わずスプール交換。万一のラインブレイクでも5分以内に復帰が時合いを逃さない釣り師の常識です。
ディスカッション
コメント一覧
何故フロロ0.5号にはリーダー使わないんですか?
エステルにはリーダー2号使ってるのに?
フロロは結束強度が落ちにくいので基本直結できるラインと認識してます。記事にもあるように、ライン強度内の獲物であれば抜き上げまでできました。でもそれ以上の大物だとリーダーを組んでも何度となくラインブレイク。なのでフロロ=直結の構成で結び目から切れることはないと判断しています。
エステルはとかく引張衝撃に弱いとか、耐えた引っ張り重さに応じて徐々に伸びていき、結果的にライン寿命がとても短いといった特徴があると聞きます。下手すると尺アジレベルなら5匹〜10匹おきにライン交換必須らしく、デリケートです。なのでエステルに組むリーダーはファイト時の衝撃緩和(ゴムの役割)と、取込み時にすぐにリーダーを掴んでエステルへの負担を抜いてあげるためだと理解しています。
こういった考えで、フロロ=直結、エステル=リーダーといった構成にしてました。